VI35L

SOTECのPC STATION Vシリーズなどで使用されていたFIC製のソケット478マザーボード【VI35L】です。
動作不明品を入手し、最初は電源も入りませんでしたがリチウム電池を抜き数日放置しCMOSクリアをしたところ無事に起動しました。

背面端子部です。I/OパネルはLAN付きの標準タイプになります。

電源部周辺になります。コンデンサはニチコン製・サンヨー製が使用されていて特にダメージは見られません。
CPUクーラーリテンションは付いていない状態です。ヒートシンクは専用のものになるようで、ケースファンor電源ファンを利用して廃熱しているようです。動作検証時は手持ちのリテンションを取り付けてIntel純正CPUクーラーを使用しました。

メモリスロット周辺部です。コンデンサには異常は見られません。コンデンサには「Elite」というものが使用されています。

拡張スロット周辺部です。AGPは4xまでの対応です。BIOSロムはソケットタイプになります。
実は以前に一度動作確認済みなのですが、FIC版のBIOSに書き換えたところBIOS画面以降に進めなくなってしまいました。
FIC版はCPUクーラー回転数を検知し一定の回転以下だとエラーが出てとまってしまう仕様でした。Sotec仕様はCPUクーラーコネクタがないためクーラー回転数が0回転扱いになりBoot画面直前で止まってしまう状態になってしまいました。
FDDもBootできない状態になったためBIOSを書き換えることもできず、結局もう1枚同じものを入手して(都合計3枚になりましたが)、BIOSをSotec版に書き直しました。

CPU FANコネクタはパターンのみでコネクタはありませんでした。同じモデルでファンコネクタ付きのタイプもあるようなので、試しにピンを取り付けてみたのですが通電していないようなのでまた取り外しました。
ボード上のファンコネクタはすべてパターンのみで実装されているものはないためCPUファンの電源は電源から直接とりました。
無事BIOSを書き換えることができたので、再度OSをインストールして動作検証をします。
CPUにはPentium 4 1.8AGHz、メモリはPC-2700 512MB x 2の計512MB、HDDはMaxtorの5200回転40GBを使用してOSはWindowsXP Pro SP2をインストールしました。
OSインストール後デバイスマネージャーを見るとVGAとサウンドドライバがインストールされていません。FICのサイトではドライバが配布されていなかったので探すのに多少苦労しましたが、何とか使用できるドライバを見つけました。

サウンドはAC’97 AudioでコーデックはALC202Aになります。こちらはMSIの845E MAXというマザーで使用されていたので845E MAXのサウンドドライバを使用しました。
VGAは同一チップセットのASUSのP4S533-VMで使用されていたVGAドライバを使用しました。こちらは2種類あり、古い方(SiS 650_651_M650_M652_740というもの)が使用できました。新しいほうではドライバはインストールできるものの画面が出力されませんでした。

デバイスマネージャーです。サウンド・ビデオ以外は自動でインストールされました。認識も問題ありません。

エベレストでのマザーボード情報です。

チップセット情報です。こちらではノースチップしか認識していません。AGPは4xまでの対応になります。

サウスチップはSiS 962L UAになります。USBは2.0対応になるようです。

BIOSはソーテック版です。FIC版より新しいものですが、設定できる項目は少なくなります。前述しましたが、CPUファンコネクタがないタイプの板ではFIC版のBIOSは使用できません。

HDBENCHでのベンチ結果です。HDDがしょぼいせいもあってALLで22000強です。こちらはビデオメモリ8MBでの結果です。

CrystalMarkでのベンチ結果です。トータルで20000弱となっています。CrystalMarkではビデオメモリを32MBに設定しないとベンチ途中(OGL)でエラーが出て止まってしまいました。ビデオメモリを32MBにしたところ無事完走しました。

スーパーπ3355万桁の計算結果です。特に問題なく終了しました。

AGPスロットの検証のためVGAカードにGeForce FX5200を挿してみます。VGA関連のほかにメモリ関連の数値もだいぶ上がっています。

WinStressもかけておきます。特に問題は見られず終了しました。
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